ほとんどのモデルでヨーロッパの規格
ACEA(アセア)
を取得しています。
ACEAとは、ベルギーのブリュッセルに本部を置く『欧州自動車工業会』のことです。
ACEAのメンバーには、欧州の主要カーメーカーやTOYOTAも含まれます。
ACEAのメンバーはこちら。
ガソリンエンジン用として、 A規格。
乗用ディーゼル用として、 B規格。
ガソリンエンジンおよびDPF付きディーゼルエンジン(いわゆるクリーンディーゼル)用として、 C規格
大型ディーゼル用として、E規格があります。
現在は、A規格とB規格は統合され、『A1/B1』のように表記されます。
では、Unilopal OPALJETシリーズのラインナップを見てみましょう。
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24S A3/B4
FUTURA C3
MILLENIUM3 C2(A5/B5)
POWERBOOST -
LONGLIFE3 C3
SUPREME C1
X-TRA C4
ENERGY3 C3
DREAM C3(C2,A5/B5)
COMPETITION C3
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24Sが取得しているACEA A3/B4 は、一言でいうと、
高性能ガソリンおよび直噴式ディーゼルエンジン用のロングドレイン(長持ちする)オイル
という規格です。
ガソリン車においては、長期間快適な性能を維持することが可能です。
24SとPOWERBOOST以外のモデルは、C規格を得ています。
こちらは、クリーンディーゼルにも使うことのできる、環境型高性能オイルと言うことができます。
クリーンディーゼル車にも使えるということは、
・DPFを目詰まりさせる物質が少ない。
・清浄分散性に優れる。
(ディーゼルエンジンでは、ピストン周りにすすが貯まりやすいため)
・高温安定性が高い。
(ディーゼルエンジンでは、よりエンジン内部の燃焼温度がより高い多いため)
と言った特徴を持つため、ガソリン車においても、より性能の高いオイルであると言うことができます。
ACEA C規格については、下の表をごらんください。
HTHS粘度:
高温高せん断粘度のこと。この値が高いほど摺動面の摩耗量は少なく、高負荷にも対応できます。ただし、粘性抵抗が増え燃費が悪化します。
図では、縦軸が上に行くほどHTHS粘度が高くなるため、C3,C4規格の方がエンジン保護性能が高く、C1,C2の規格の方が省燃費オイルと言えます。
硫酸灰分:
オイル内の金属成分の量。DPFなどの排ガス後処理装置に悪影響を与えます。
図では、横軸が左に行くほど硫酸灰分が少なくなるため、DPFの目詰まりを起こしにくいと言えます。
特にルノーのクリーンディーゼル車は、ACEA C4規格を要求しておりますので(RENAULT RN0720)、ご注意ください。
現在、日本に入ってきているオイルでC4規格を満たしているオイルは、
ユニルオパールと他1社のオイル2種しかありません!!
(2014年8月現在、当社調べ)
ACEAの規格から、お車に最適なオイルをチョイスしてください。