2015ワールドカーデザインオブザイヤーにも輝いたシトロエンらしさの詰まった車です。
日本での正規販売はありませんが、並行輸入で何台か入っています。
C4カクタスのエンジンオイルはどれを使ったらいいのでしょうか?
並行輸入で日本で販売されているC4カクタスはほとんどがディーゼル仕様です。
実はシトロエンC4カクタスディーゼルには2種類のエンジンがあります。
e-HdiとBlue Hdi
どちらも1.6Lのエンジンですが排気ガス規制への適応が異なります。
e-Hdiは主にETG(セミオートマ)モデルに搭載されるエンジンで、EURO5対応。
PSA B71 2290 規格となりますので、Unil opalでは OPALJET MILLENIUM3が推奨オイルとなります。
現行のガソリン車にも使用可能なオイルです。
Blue Hdiはマニュアルモデルに搭載されるエンジンで、EURO6対応エンジンです。
排気ガスに含まれるPMやNOxの規制が強化されているため内容成分に対する要求が非常に厳しくなっています。
EURO6対応のエンジンは2013年末以降に発表されたモデルに搭載されている様なので、日本ではまだまだ少ないですが、ディーゼル投入が噂されるプジョー308やマイナーチェンジされるベルランゴにも搭載される様です。
ユニルオパールのEURO6対応エンジンオイルはOPALJET DREAM 0W-30です。
DPFへの影響に配慮したLOWSAPSオイルなのはMILLENIUM3と変わりませんが、PMやNOxにも配慮し不完全燃焼を発生しにくい設計になっています。
使用しているDPFは両モデルとも同じものですので硫黄分・リン分・硫酸灰分に関しては現行のPSA B71 2290規格を使用してもDPFの詰まりなどのトラブル発生の可能性は低いと予想されます。
ユニルオパール製品に限らず、ACEA C規格以外のオイル、またはメーカーが硫黄分・硫酸灰分の数値を公表していないオイルは、ディーゼル車に使用の場合はご注意が必要になります。
メーカーによって硫黄分・硫酸灰分の基準値やエンジンオイルに求められる潤滑性能、省燃費性が異なります。
例えばプジョー・シトロエンはACEA C2規格要求に加えて独自の省燃費性や揮発性などを規格しています。
ルノーディーゼルはACEA C4規格に加えてロングライフ性などを独自規格によって要求しています。
メーカー・車種によって最適なオイルは異なりますので、ご注意ください。
特に正規輸入のされていないモデルについては情報も少なく、国内で購入できるオイルも少ないのが現状です。
ユニルオパールでは様々な車種の推奨オイルの自動検索サービスがあります。
英語版しかありませんが、下記URLでチェックしてみてはいかがでしょうか?
http://unil-opal-fra.lubricantadvisor.com/default.aspx?Lang=eng